「中国歴史文化名村」と称えられている河北省井陘県にある于家石頭村は、500年以上前の明代の成化年間に築造された。 500年前、明の政治家だった于謙の孫・于有道は、生活苦からこの山奥に移り住み、移り変わる時代の中で于有道の子孫たちはこの地に根づく。そして石で家や農具、炊事道具、食器を作り上げていった。 この村に入ると、目に入る楼閣や住宅、道や橋、テーブルや腰掛などは全て石で出来ている。また4000軒余りの石造りの家をつなぐのは、6本の東西に通じる道、7本の南北に通じる道、18本の行き止りの道だ。 今ここには約1600人が暮らし、于の姓を名乗る人は95%以上を占める。 「チャイナネット」 2009年6月19日 |