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あまり知られていない中国南部の明代の長城
発信時間: 2009-09-17 | チャイナネット

 

世界文化遺産の万里の長城は、北方の遊牧民族が中原地域に侵入するのを防ぐために築かれたと考えられている。しかしあまり知られていないのは、中国南部の湖南省鳳凰県にも長城があることだ。

この長城は、明代の万暦年間にミョオ族の蜂起を防ぐために作られた。中国の南方では唯一の長城であるため「ミョオ疆長城」や「中国南長城」と呼ばれているが、その規模は北方の長城には及ばない。

明代末期に壊され清代に再建されたこの長城の長さは190キロで、約2キロごとに関所や兵営、歩哨所などが設けられた。今でも亭子関や鳥巣関、阿拉関、靖関などでは、砦や砲台、城壁の跡が残っている。当時この長城は、ミョオ族と漢族との間の貿易や文化交流を遮断した。

 

「チャイナネット」 2009年9月17日

 

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