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japanese.china.org.cn | 14. 04. 2015

四川省濾州市、無形文化財の油紙傘の秘密に迫る

タグ: 四川 無形文化財 油紙傘


四川省濾州市江陽区分水嶺鎮の街頭で、油紙傘がロマンあふれる風景を描き出している。濾州市の油紙傘の加工技術は、国家級無形文化財に指定されている。同技術は400年以上の歴史を持ち、「中国民間傘加工技術の生きた化石」と呼ばれている。竹を選び、骨組みを削り、紙を貼り、油を塗り、線を通すといった70以上の工芸がある。まず丈夫で柔軟性の高い竹を選ぶ。さらに陰干しにし、のこぎりをかけ、線を引き、節を切り、皮を剥ぎ、穴を開け、組み立て、線を通してつなげるといった工芸により骨組みを作る。それから石版印刷の伝統的な図案が入った紙を貼り、天然の桐油を塗り、5色の線で骨組みに固定する。最後に取っ手をつければ、油紙傘の完成だ。桐油や石版印刷といった伝統的な加工技術を引き継いでいるため、油紙傘のすべての工程は手作業となる。

現地政府と油紙傘の継承者は近年、受動的な保護から、自主開発および市場化の新たな道を積極的に模索するようになった。ネット通販、文化博覧会、大学との人材育成拠点の設置といった措置により、油紙傘の技術を「生活の中で継承」させ、国内外の市場に販売している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月14日

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