中国住宅都市農村建設部(住建部)と国家文物局が4月21日に公表した第1次中国歴史文化街に、福州市の三坊七巷歴史文化街が選ばれた。三坊七巷は福州市の歴史の源、文化の根であり、晋・唐時期にできた貴族と士大夫の居住地で、清・民国時期に発展した。同地域には約270軒の古民家が残り、159カ所が保護建築になっている。沈葆楨故居、林覚民故居、厳復故居など9軒の典型的建築をはじめとする三坊七巷の古建築群は、国務院により全国重点文物保護単位に指定されている。福州の三坊七巷は国内に残る最も規模が大きく保護状態がよい歴史文化街、全国特別な古建築遺産であり、「中国の都市里坊制の生きた化石」や「中国明清建築博物館」と言われている。2009年6月10日、三坊七巷歴史文化街は文化部と国家文物局から「中国10大歴史文化名街」の栄誉称号を与えられた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月24日