
湖北省西部の山間部に位置する宣恩県では、カルスト地形のシンクホール(陥没穴) がある。中国語で「天坑」、神が開けた巨大な穴という意味を持つその「穴」。大きいものになると深さ290メートル以上に達する。周辺には植物が生い茂り、切り立った崖の底には、人間が踏み入れることができない自然豊かな「動植物の王国」が広がっている。
宣恩県鑼圈岩村にあるこの「穴」の底面積は100ムー近くに達する。ロープを伝って降りる以外の方法がないため、この数十年来、訪れる人も少ない。そのため、独自の生態系が保たれている。「穴」の入り口から底部まで陽光が差し込み、雨水や崖を伝って落ちてくる水が小さな渓流を作り、「動植物の王国」の命の源となっている。奥部では高い湿度と十分な酸素が保たれ、花や草、蔓性の植物、コケや椰子の木など数十種類の植物が生い茂っている。また崖には数多くのツバメが巣をつくり、蝶や昆虫が自由に飛び交っている。
独特な地形と気候により作り出された「動植物の王国」。その周辺一帯を覆うカルスト地形は、湖北省西部の山麓に独特な景観を生み出している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年5月21日












