成都市中心部から20キロメートルほどの双流彭鎮という町を流れる楊柳河。その河のほとりに立つ茶館「観音閣」は100年前の開業当時そのままの姿を今でも止めている。
長い歴史を持つローカル文化「成都・茶館」。社会の変化や都市化に伴い徐々に消失しつつある文化でもある。だが双流彭鎮にあるこの「老舗」茶館はかつての佇まいを今も伝えている。この「老舗」茶館の存在を知れば誰もが、「成都にもまだこのような旧式の大衆文化が残っていたのか」と感嘆せずには居られないはずだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年5月25日