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japanese.china.org.cn | 24. 06. 2015

縁結びの象徴である「繍球」

タグ: 広西 繍球


繍球(刺繍を施したまり)は、チワン族の若者が求婚する際のしるしである。繍球は花びらの形になっており、そこにきれいな花の刺繍が施されている。花の刺繍は四季の花まんべんなく選ばれる。花びらは一般的に12枚ある。花びらには梅や蘭、菊、竹のほか、燕や龍、鳳凰などが刺繍されている。まりに刺繍された花は、チワン族に伝わる生育の神、「花婆」と密接な関係がある。花は、蜜のような愛情生活や結婚後の子沢山を暗示している。まりは、「月下老人(縁をつかさどる神)」である。相思相愛の若い男女を「赤い糸」でつなぐ。彼は結婚の媒酌人でもある。

広西省西旧州は「繍球のふるさと」である。ここで作られる民間工芸品の「繍球」は細緻だ。赤、黄色、緑の三色で作られ、外側の材料は絹、内側は木綿だ。内部には豆や綿、穀物などが入っている。12枚ある花びらに付いた刺繍の柄は、中間の4枚は何でも良いが、それ以外の場所は決まりがある。上の4つの花びらには鳥が、下の4つの花びらには地上の動物を刺繍しなければならない。このようにして小さくも細緻で、色鮮やかな繍球ができあがる。

現在、ここで作られた「靖西繍球」は多くの人に注目されている。プロポーズの縁起物としてだけでなく、チワン族の街を訪れた記念品として、国内外から人気を集めている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月24日

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