四川省名山県の蒙頂山の麓にある聖香玉葉製茶坊に煙が上がり、製茶職人の劉緒敏さんによるあぶり、手もみ、焙煎などの工程を経て、数時間後に香りのよい茶葉が窯から上がる。時代の変化に伴い、1000年以上の歴史があるこの手製茶は徐々になくなり、現代的なライン生産に取って代わられている。ここはこの地域で唯一の純手製の茶坊である。現代的な製茶と比べ、純手製で焙煎された茶は生産過程で化学汚染を受けず、手触りがよく味に深みがあり、色につやがあり、茶葉にあるべき天然の味を保ち、多くの人に好まれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年6月25日