「羌繍」は少数民族であるチャン族の刺繍だ。西暦1500年から現在まで、チャン族は自らの伝統衣装を身に付けてきた。手作りの羌繍は、チャン族の女性たちが代々受け継いできた。その歴史は長い。
「これは私たちの聡明な祖先が少しずつ発展させてきたもの。一度失えば、もう取り戻せない」。羌繍のリーダーである楊華珍さんは、継承のための努力を続けてきた。いま、その努力は世界へ羽ばたこうとしている。「国家無形文化遺産」となった楊華珍さんは、羌繍の伝承者として、これまで1000名以上の職人女性を育ててきた。現在、国内外に羌繍を売ることで、より多くの人にこの伝統工芸を伝えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月5日