ホーム>観光
japanese.china.org.cn | 05. 08. 2015

水の神を崇めるスイ族のお祭り――敬霞節

タグ: 貴州 スイ族 敬霞節


2015年7月24日、貴州省の三都スイ族自治県の九阡鎮、揚拱村の楊さん一家が敬霞節を祝った。スイ族は中国の56民族の1つで、独自の言語と文字、服飾と暦法を持つ。彼らの歌や踊りは豊富で、祭事は古く神秘的。民俗文化が非常に豊かな民族である。

「霞」は水の神で、「霞神」とも呼ばれる。スイ族が崇拝する雨水の神は、移動する際や稲作に従事する際の立ち合い神である。

「霞神」は人型の石で、人と神の両方の本領を備えている。それはどこにでも出現し、幸せをもたらしてくれる。霞神を敬うときは、家族を単位としながら、各村で雨乞いの祈祷を捧げる。原始宗教活動に近いものだ。

このお祭りは毎年行うものではなく、6年、12年、60年ごとに行われる。具体的な時間は「水書」という書物に基づき決められる。九阡鎮揚拱村の場合は、6年ごと、丑年と未年に行われる。多くの地域では12年ごと、子年に行われる。

祭りの際、スイ族は祭事用の盛装を身にまとい、「霞主」を先頭に、豚肉やもち米、米の酒などを担ぎ、ドラを鳴らし、ラッパを吹きながら、「霞神」のもとへ向かう。千年続く風習はとても盛大だ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月5日

1   2   3   4   5   次へ  


 

コメント

コメント
名前
最新コメント (0)