西安市考古研究院は、現地の考古作業員が唐代の貴婦人の墓から多くの当時の貴重な文物を発掘したと発表した。中でも、埋葬者の首につけられた水晶のネックレスは、現代のものに劣らないほど美しいという。専門家は、埋葬者の祖先は中央アジアの「米国」出身である可能性が高いと見ている。
考古作業員によると、埋葬者の遺体の保存状態は良好で、水晶玉を繋ぐ糸が腐って切れ、水晶玉が首のあたりに散らばっていた。92粒の水晶玉、3粒の青い玉、4つの留め具、2粒の紫水晶のペンダント、2粒のターコイズのペンダントを発見したという。水晶玉は扁球形で大きさは様々で、両端から中央に向かって穴が空いている。ペンダントは片側が大きくもう片側は小さく、小さい側は留め具にはめられ、ぶら下げてつけられるようになっている。修復すると、この水晶のネックレスは光沢があり、キラキラと輝いた。
水晶のネックレスのほか、墓からはシルバーボックスなどの女性用品も出土した。絵柄が独特で大きさ、品質とも唐代の鏡の珍品と称される「鸞鳥銜綬鏡」のような貴重な文物も見つかったという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月18日