河北省懐来県の古長城にある烽火台の上部には小石が堆積されている(7月9日撮影)
万里の長城は世界一大きな線状の文化遺産である。記者はこのほど、河北省や山西省などの万里の長城を訪れ、中国は古長城の保護に取り組み著しい効果を上げているが、状況は依然として芳しくなく、多くの区間が雑草やごみに覆われ、人為的に破損された箇所もあることを知った。国家文物局の統計によると、最も新しい明代の長城でも保存状態がよい壁体はわずか8%で、7割以上は保存状態がよくない。
長城保護の専門家は、「古長城の保護は天災と人災、利益争い、不適切な保護目的の開発などの問題に直面しており、法的措置がしっかりしていない、管理の役割の重複、無秩序・無知の開発などの問題の解決を迫られている」と話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月14日