ホーム>観光
japanese.china.org.cn | 15. 10. 2015

オロチョン族のラスト・シャーマン

タグ: オロチョン族 シャーマン




シャーマンとは、神と人間の仲介者だ。彼は人々の祈りや願望を神に伝え、神の意思を人々に伝える。シャーマンが専用の衣装を着て祭祀を行うとき、我々には理解できない言葉を発する。人々はそれを神の言葉と呼ぶ。

関釦妮さんは1935年にオロチョン族倭勒河部落の古拉依爾氏族の家に生まれた。15歳の時に氏族のシャーマンになった。彼女は氏族の中で15代目のシャーマンである。

大興安嶺の雪が溶け始める4月、大きな流氷が河辺に滞積する。そして黒竜江省呼瑪江のほとりで、盛大な祭祀が行われる。関釦妮さんは、彼女の住まいである白銀納村から呼瑪江までやって来た。彼女はオロチョン族の伝統衣装を着て、1年に1度の川開きの祭祀の準備を始める。

祭祀のために、河辺に赤い綿布を拡げる。祭祀はすべてこの赤い布の前でとり行われるのだ。赤い綿布を拡げ、整える仕事は全て関釦妮さんが自ら行う。儀式を順調に進めるためだ。左右の介抱人が関釦妮さんにシャーマン服を着させる。シャーマン服は、最も重いもので2百キロあり、自分で着ることはできない。2人の介抱人が両方の袖をそれぞれ持って立つ。この3人の姿は、天地人の調和を象徴している。シャーマン教が自然崇拝であることを示している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月15日

1   2   3   4   5   次へ  


 

コメント

コメント
名前
最新コメント (0)