ウルムチ市民の王麦さんは、メディアを通じて父親の遺言を全うしたいと考えた。家宝であるタペストリーに描かれた謎の文字の解読を、世界の専門家に求めたのだ。2015年4月、王麦さんは亡くなった父親から美しいタペストリーを受け継いだ。長年彼は、写真を持って地元や北京、西安、上海、南京など国内の大学教授や専門家や、代々絨毯業に関わる人々に尋ねてきた。それ以外にも、宗教学に詳しい人、あるいはアラビア語やペルシャ語、古代突厥文字、チャガタイ文字など言語に詳しい人、歴史に詳しい人に尋ね、また、自らも関連文献を漁ってきたが、謎の文字を解明することはできなかった。歳月が流れても、タペストリーに刺繍された文字は色あせることなく、はっきりしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月23日