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japanese.china.org.cn | 05. 01. 2016

北京観復博物館に猫館長が就任

タグ: 北京 観復博物館 猫館長


新年に入り、著名なコレクターで観復博物館の館長である馬未都氏が、また新たなアイデアを発表した。これまで館長見習いだった観復博物館の猫が、正式に館長に就任したのだ。同時に、長く準備してきた猫館長オフィスも正式にオープンした。馬未都氏によると、このアイデアは猫を通じ、社会、特に子供に対して、広くコミュニケーションをするためのものだと述べる。「猫の口」を通じて、子供たちに知識を教授するためのアイデアなのだ。

2003年、野良猫の「花肥肥」が観復博物館にやって来た。それから13年が経った今、同博物館の猫は増え続けている。猫を飼えなくなった人が博物館に預けることで、次々と野良猫が増えたからである。現在、10数匹の猫が博物館に住む。彼らは館内で来場客に挨拶をするので、時々同館のスタッフが「猫館長」と冗談で言ったりしていた。今、冗談が本当になった。以前は「馬館長はどこですか」と尋ねていたのが、今では「猫館長はどこですか」に変わった。初代猫館長は全部で5匹いる。共に博物館で長年生活してきた猫たちである。「花肥肥」は理事長、「黄槍槍」は接待館長、「麻条条」は運営館長、「藍毛毛」は学術副館長、「雲朶朶」は営業副館長という役職を持つ。

馬未都氏は、動物を通じて社会の人々と交流を行いたい。特に子供たちに対し、「猫の口」を通じて知識を教授したいと述べる。猫館長オフィスのデザインに関し、同氏はかなりの時間と手間を費やした。オフィスは明るい3部屋の間取り。入って最初に目を惹くのは明代風家具デザインによる「猫宿舎」である。宿舎のドアは2層設計で、内部デザインは美しい「壼門様式」で、異なる11種の模様が採用されている。オフィス内には清代の読書卓、清代の椅子、清代の長腰かけ、明代の腰かけが置かれている。猫館長の食堂もよく考えられており、磁器で作られたフードボウルが1列に並んでいる。猫たちが飛び回ったら博物館の文物が壊されてしまいそうだが、それに対し馬未氏は、「猫は文物を破壊したりしません。文物に触れるかもしれませんが、動かしたりはしません。しかも猫の動作はとても軽い。確かに1回だけガラスの花瓶を割ったことがあります。でもそれは彼らがここにやって来たばかりのときのこと。猫はとても利巧なんです」と答えた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月5日

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