日照莒県に住む来逢強さんは、来家で代々続く剪紙(過門箋)の職人である。子供の頃から過門箋が好きだった。高校生のときに大学受験に失敗した来さんは、先輩の下で過門箋作りを学び始めた。
来さんは、先輩から学んだ技術を基に、刀や紙、図案の考案などに工夫を凝らし、伝統の継承と発展のため、時代や人々の需要に合わせながら、過門箋を深化させた。その深さと美しさ、卓越した技術が融合し、独特の風格を持つようになった。
来逢強さんの作品「全家楽福満門」は2007年6月、「山東省無形文化遺産作品展」に入選。2010年から2011年には多くの作品が「第3回全国文化博覧会・第1回全国無形文化遺産博覧会」に入選した。2013年6月、8つの作品が日照市博物館に永久所蔵された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月14日