陝西省寧強県の「根面角」は、とてもエコな料理だ。野生のわらびの根で作る。洗い、叩き、粉末にし、濾過し、沈殿させるなどの工程を経てデンプンを作る。そこに新鮮なタケノコや豆腐、もやし、ネギのみじん切り、肉などを餡として入れ込み、強火で4~5分蒸す。色が浅い黒色に変わり、半透明になったら、さらに酢や唐辛子、山椒、塩などで味付けする。香りが良く、モチモチとした口当たりがする。半月の形と菱形があり、それぞれ「根面角」と「菱角」と呼ばれる。肉入りと野菜の、2つの餡がある。老若男女や地位を問わず前菜として愛されている。日常でも、客人のもてなしでも、また贈り物としても、そして街角の店でもホテルの宴席でも食べられている食べ物だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月14日