ある写真家は雲南省大理市崇聖寺三塔で、赤外線イメージング技術を使い、撮影を行った。写真の三塔は幻の光景のようで、あたかも1000年前にタイムスリップしたかのようだ。
三塔は蒼山の麓、洱海の付近に位置し、「大理三塔」とも呼ばれる中国で有名な仏塔の一つだ。三塔は大理市を象徴し、武侠小説の大家・金庸の代表作『天龍八部』に登場する「天龍寺」以前の建築物だ。崇聖寺三塔は小・中・大の3基からなる。大塔は千尋塔と呼ばれ高さ69.13メートル、幅9.9メートルで、計16段。これは大理地区で典型的な石造密檐式空洞四角形塔だ。南北の小塔は10段で、高さは42.17メートル。石造密檐式空洞八角形塔だ。3基が鼎立し、千尋塔が中央に位置し、2基の小塔が南北を守る。
三塔はかつて崇聖寺の一部だったが、寺は歴代の戦乱と災害により失われた。三塔は1000年以上の時の移り変わりを経て、とどめられた。三塔は1961年3月4日、国務院が指定する初の全国重点文物保護単位となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月17日