南京博物院で1月7日、十二支展『錦繍鶏――南京博物院収蔵鶏文物展』が開幕し、多くの人が訪れている。展示会は玉器、瓷器、銅器、石刻、手織り物、刺繍、絵画、面、切り絵、切手、琺瑯器、紫砂器、木刻年画などを展示し、各角度から鶏のイメージに含まれる中国の伝統文化を紹介。しかし、数年前に話題を呼んだ「西周鶏蛋」が展示会に参加しなかったことを残念に思う人もおり、「鶏は卵から生まれるため、展示されていれば、2800年前の『西周鶏蛋』は鶏文物の中でも最も古いものになる」という声もある。
「西周鶏蛋」は江蘇省句容市にある西周墓地の考古発掘作業で見つかった、陶罐に入った大量の卵のことである。年代が古いことから陶罐の中の卵は石化し、文物保護のために南京博物院はこれらの卵を取り出さず、出土時の状態のままで展示。2013年の展示の際にインターネットで大きな話題になった。中国で発見された最も早期の卵とされるこれらは南京博物院の歴史館に置かれ、多くの来館者を驚かせている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月9日