刺繍はプイ族の女性の手芸で、プイ族が生活する地域で盛んに行われている。プイ族の刺繍には古い歴史があり、明の弘治の『貴州図経新誌』にもプイ族の女性が「腹下系五彩挑花方幅、如綬(腹の下で五彩のクロスステッチ、組ひもの如し)」と記載されていることから、プイ族の刺繍は明朝には流行し、非常に美しかったとわかる。
貴州省長順県にはプイ族やミャオ族が多く暮らし、少数民族は全人口の56%を占める。その歴史は長く、奥深い文化がある。地元のミャオ族、プイ族の刺繍は民間に受け継がれている技術でもあり、民族衣装には現在もその伝統が残っている。これは歴史文化特有の表現方法の1つであり、この上なく精妙な刺繍技術とまばゆく輝くシルバーアクセサリーは高く評価されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月21日