四川省自然資源科学研究院・峨眉山生物資源実験ステーションのトキ飼育繁殖研究基地で18日、中国南西地区で初めてとなるトキが誕生した。ひなは体重55.3グラムで、発育は良好。峨眉山生物資源実験ステーションの鮮義坤所長は、「ひなの誕生は四川省のトキの群れ再建が大きく進展したことを意味する。続いて、トキを峨眉山に移し、科学普及教育の基礎をする」と述べた。
トキはコウノトリ目トキ科に属し、「東方の神の鳥」と呼ばれ、美しい姿をしている。国家一級保護動物で、中国に約2000羽しかいない絶滅危惧種。一夫一婦型で、特定の相手と一生添い遂げ、配偶者と死別や離別しても別の相手を見つけないため、「愛情深い鳥」と言われている。新華社が伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月20日