重慶市九龍坡区の繁華街のビルの下に神秘的な地下城が隠れている。ここは近代における中国最大規模の軽兵器工場の1つで、今でも「中華不屈」の精神を垣間見ることができる。2017年、九龍坡区政府は「中国民間博物館第一人者」の樊建川氏と協力し、抗戦兵器工場遺跡を建設し、21の防空壕を重慶建川博物館に改造して1万点超の文物を展示する計画に着手した。
九龍坡区謝家湾は繁華街にあるが、その下に巨大な地下城が隠れていることはあまり知られていない。史料の記載によると、抗日戦争勃発後、兵器工場が次々と市内に移転し、中でも湖北省の漢陽兵器工場に多くの労働者が集まった。
謝家湾に建設されたこの巨大工場は当時の中国で珍しい各格式の陸軍用軽兵器を生産する工場だっただけでなく、近代における中国最大規模の軽兵器工場の1つでもあった。抗戦中、無数の兵器がここで生産され、第一線の兵士に届けられた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月9日