雨崩はチベット語で「経書」を意味する。雨崩は雲南省デチェン・チベット族自治州徳欽県雲嶺郷は梅里雪山の東麓に位置し、四方を山に囲まれている。特殊な地理環境により人がほとんどおらず、公道がなく徒歩でないと行くことができない。雨崩に入るには西当と尼農の2本の道があるが、西当の方が便利である。雨崩村に行くには12キロの坂を上り、6キロの坂を下り、3700メートルの山を越えなければいけない。
旅行者からは「天国に行かないなら雨崩に行く」と言われている。雨崩の住民は数百年の伝統の農耕と牧畜に頼って生活し、木造の平屋建ての家に住んでいる。家の周りには石で造った庭園があり、土や石の道を牛や羊、ラバが歩き、世間と隔たれた静かで穏やかな環境である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月10日