バーレーンの首都マナマで開かれている第42回世界遺産委員会は7月2日、中国が申請した梵浄山の自然遺産登録を審議した。委員会は、梵浄山は世界遺産に必要な「顕著な普遍的価値」を有すると判断し、「世界遺産リスト」に登録することを決めた。これにより、中国の世界遺産の数は53件で、世界2位になった。うち文化遺産36件、自然遺産13件(世界最多)、自然文化遺産4件。
梵浄山は貴州省銅仁市に位置し、武陵山脈の主峰。遺産の面積は402.75平方キロメートル、緩衝地帯の面積は372.39平方キロメートル。国際自然保護連合(IUCN)は、梵浄山は世界自然遺産第10条(生物多様性)の基準を満たし、中央アジア熱帯孤島山岳の生態系と顕著な生物多様性を示し、保存していると判断した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月3日