台北市図書館と上海図書館はこのほど、図書の相互貸出について協力計画を協議した結果、早ければ今年9月にも、両市市民を対象とした相互貸出が実現する見通しとなった。
台北市図書館によると、協力計画が実施されると、両市市民はネット経由で貸出の申込みをしたり、市の図書館に出向いて貸出予約をしたりできるようになる。各図書館は申込みに基づいて図書を郵送する。郵送の費用は貸出申請者が負担する。
台北市図書館には36の分館があり、現在の蔵書数は約400万冊に上る。上海図書館にも数百万冊の蔵書がある。ここ数年、両図書館の交流が活発になり、交流会や座談会の開催や図書の交換などが頻繁に行われているほか、最近では1カ月間の職員相互視察なども実施されている。
「人民網日本語版」2004年7月27日