米ナイアガラの滝を観光していた中国人女性、趙燕さんが米移民局の警備員に殴打された事件で、加害者のロバート・ローデス容疑者はすでに「公民権侵害」の容疑で起訴された。裁判所による容疑者への尋問は9月に行われる予定だ。趙さんを担当するニューヨークのレーガン弁護士は26日、インタビューに応じ、「趙さんは少なくとも500万ドル以上の賠償金を受け取るべきだ」と述べ、ローデス容疑者に関する情報の提供を各界に呼びかけた。罪状が確定すれば、ローデス容疑者は10年程度の禁錮になるとみられる。
写真は、事件当日に来ていたTシャツを見せる、顔中傷跡だらけの趙燕さん。Tシャツからは、今もむせぶほどのペッパースプレー(催涙スプレー)の臭いがする。ニューヨークで撮影。
「人民網日本語版」2004年7月28日