広東省湛江市でこのほど、交通部南中国海第一飛行隊の発足式と初飛行式が行われた。交通部所属の海上救助飛行隊としては、東中国海第一救助飛行隊、北海第一救助飛行隊に続く3隊目の飛行隊だ。管轄下にある南中国海の海域の面積は356万平方キロメートルで、中国海域の4分の3を占める。また、世界有数の台風の多い海域である上、毎年数十万艘の船が航行していることから、海上救助の業務は非常に多く、負担も大きい。これまで、南中国海海域で重大な事故が発生した際には、解放軍または香港特別行政区飛行服務(サービス)隊の航空機に委託して水難者の救助を行わなければならなかった。南中国海第一救助飛行隊の設置で、同海域に救助専門の飛行隊が誕生したことになる。海域で働く人員の生命を365日・24時間体制で守る。
「人民網日本語版」2004年8月9日