抗日戦争勝利59周年を迎えた15日、香港では多くの団体か記念活動を行った。
香港義勇軍協会は香港大会堂紀念花園で記念活動を開催した。香港特別行政区民政事務局の余志穏副秘書長は、記念壇に花輪を供え、記念活動に参加した各界関係者とともに黙祷を捧げた。余副秘書長は「若い世代が烈士の事跡を記憶し、生命と平和の大切さを心に刻むことを望む」と述べた。英国、カナダなどの駐香港領事館の代表も記念活動に参加した。
香港大会堂紀念花園の記念壇は、1941~45年の時期を記念するとともに、香港を守るために身を捧げた兵士や民間人約1千人を記念して設置されたもの。
同日、ある団体が日本駐香港総領事館までデモ行進を行い、日本政府に対し、歴史の改ざんをやめ、第二次世界大戦の責任を認めるよう要求した。香港索償(損害賠償請求)協会のメンバー数10人は中環遮打花園で集会を開いたのち、同総領事館までデモ行進し、日本政府に対して香港の3500世帯が所有する軍用手票(軍票)を約110億香港ドルに換金するよう求めた。軍票は、香港を占領した旧日本軍が臨時通貨として市民に強制的に使用させた。日本の敗戦により紙幣としての価値がなくなったが、現金との引き換えなどの補償は今も実現していない。
「人民網日本語版」2004年8月16日