中国から日本へ帰国した戦争孤児や戦争被害者が15日、東京・大田区で集会を開き、日本政府に対して戦争と戦後処理の責任を認め、戦争を再び起こさないよう求めるとともに、戦争孤児と戦争被害者への補償を求めた。

中国から帰国した日本の戦争孤児と戦争被害者の約2000人が現在、政府に対する補償を求め、裁判所への提訴を準備している。

集会主催者は基調報告の中で「戦争孤児たちは日本人であるにもかかわらず、日本社会において日本人の見過ごしてきた苦しみを味わってきた。日本政府は中国から帰国した戦争孤児と戦争被害者の法的権利を基礎とした適切な補償を与えるとともに、彼らの老後の生活を保障する関連制度を制定するべきである」と述べた。

集会後、参加者約600人が国家賠償を求める横断幕を掲げ、デモ行進をした。

「人民網日本語版」2004年8月17日