北京の地下鉄5号線は線路区間工事がすでにすべて施工されており、今年の年末までには他の主要地下鉄路線である4号線と10号線の線路44区間と地下鉄駅46カ所のほとんども着工できる状態にある。北京市軌道交通建設管理公司は16日、北京で地下鉄3路線を同時に施工するという世界でも例がない繁忙な光景について明らかにした。
同公司の羅富栄副総経理が16日に予測したところ、2008年の北京五輪までに北京市が建設する軌道交通の総距離は280キロメートルに達し、旅客輸送量はこれまでより倍増する。完成後、北京市民の約20%が地下鉄に乗ると予想される。北京市が現在運営している地下鉄路線の総距離は113.4キロメートルだ。
羅副総経理はまた、2050年に都市軌道交通システムは旅客輸送総量の50―60%にまで達すると見込む。市中心部での軌道交通のスピードは35-40キロ、郊外でのスピード60-70キロだ。都市の多くの乗客は徒歩5分圏内で軌道交通に乗ることができるようになる。
「人民網日本語版」2004年8月17日