夫婦の愛の「新鮮度」が保つのを手助けしようと、上海結婚連盟は9月に「結婚生活トレーニングチーム」を創設する。「許し合って理解する療法」と「コミュニケーション療法」を通じて、夫婦が初めて出会って恋愛していたころの感覚をもう一度取り戻すのを手助けする。
結婚して、やっと見つけた「二人の世界」も一度きりのことで、こうした心理状態は一部の人を結婚に走らせるが、結婚後の愛情の質と量は明らかに下がっていく。上海結婚連盟のアンケートでは、結婚して3年後と10年後が多くの夫婦にとって結婚の「厄」となるという。かつては仲睦まじかった恋人も、結婚して3年たっても、意外なことに相手の趣味も覚えていないという。「あなたの夫(妻)が一番好きな食べ物は? 一番好きな色は?」などの質問に、多くの夫婦がばつ悪そうに「知らない」と答えている。
報道によると、もうすぐ創設される「結婚生活トレーニングチーム」第1陣は20組の夫婦が参加する。トレーニングチームは夫婦の共通の趣味によって「記念日」を設け、例えば一緒に映画を見に行ったり、コンサートへ出かけたり、旅行したりして夫婦のコミュニケーションを図っていく。また、夫婦双方の弱みに対応し、わざと「いざこざ」を引き起こす。例えば夫にまずい料理を作らせ、台所をめちゃくちゃにさせて、妻の反応を見て、それから専門家がその中に潜む問題を指摘する。
業界関係者は「夫婦は結婚の危機に直面すると往々にして互いの腹を探り合い、解決方法を探すが、この時は往々にしてすでに『覆水盆に返らず』なのだ。『結婚生活トレーニングチーム』の出現は、状況が『悪化』する前に、まず問題を解決し、夫婦双方が再び愛情感覚を体験できるようにするものなのだろう」と指摘している。
「人民網日本語版」2004年8月18日