上海市統計局城調隊はこのほど、北京、上海、広州の3市の市民を対象に、衣食住と交通にかける費用に関する調査を実施した。調査の結果、広州は食費が最も高く、上海は住居費が高く、北京は服飾費が高いことがわかった。
3都市のうち、食費が最も高かったのは広州だ。今年上半期、広州市民の1人当たりの食費は平均2554元に上り、上海より223元、北京より600元高かった。外食費が食費全体に占める割合も広州が最も高く、35.5%に達した。上海は同27.2%、北京は同26.6%だった。
衣類にかける費用は、過去数年間に引き続き北京が最も多かった。今年上半期、北京市民の1人当たりの服飾費は平均520元で、消費全体の9%を占めた。服飾費が最も少ないのは上海で、平均431元(同5.1%)だった。広州は平均469元(同5.3%)。
住居にかける費用が最も多いのは上海だ。上海市民は住居の品質と住環境を重視する傾向が強く、新居の購入時や改装時かける費用が他都市より多い。同時に、上海市の分譲マンション価格急騰も居住費を押し上げる要因となっている。
今年上半期、交通費に最も費用をかけたのは上海で、過去2年間3都市のトップだった北京と入れ替わった。6月までの単月の統計でも、上海がほとんどすべて北京を上回っている。上海市民の交通費が増加した主な要因は、マイカー購入費用などが増えたことが挙げられる。
今年上半期の市民一人当たりの平均可処分所得は、北京が7836元、上海が8513元、広州が8839元だった。
「人民網日本語版」2004年8月19日