米国の人口研究機関の最新レポートは、世界人口は2050年までに50％増加し、92億人に達するとの予測を明らかにした。また、同年までにインドが中国を抜き、世界最大の人口大国になると予想している。

同レポートによると、先進国全体の人口は今後50年間で4％増加し、12億人となる見通し。しかし、日本の人口は20％、ロシアは17％、ドイツは9％それぞれ減少すると予想される。移民を奨励している米国の人口は、2050年には現在より43％増加し、2億9300万人から4億2千万人に増える見通しだ。

一方、発展途上国の人口は55％増加し、未曽有の80億人に達するとしている。中国の人口は1割増の14億人に、インドは50％の激増で16億人に達すると予想。2050年の世界の人口上位5カ国は、インド（16億人）、中国（14億人）、米国（4億2千万人）、インドネシア（3億800万人）、ナイジェリア（3億700万人）――の順になるとしている。

「人民網日本語版」2004年8月19日