国務院の呉儀副総理は19日北京で、国の知的財産権保護活動チームの全体会議を開催した。会議では、同活動チーム弁公室、税関総署、国家工商行政管理総局、国家版権局、国家知識産権局からの報告を聴取するとともに、呉副総理がスピーチを行った。

呉副総理は「知的財産権の保護は、中国にとって対外的な合意事項の実行だけではなく、良好な投資環境を創造し、対外開放レベルを一層向上させるもので、ひいては科学技術の刷新を促進し、市場経済秩序を規範化し、中国の経済発展を加速させるものだ」と強調。各地域、各部門に対して、（１）知的財産権の保護と投資環境の改善、（２）科学技術の進歩促進、（３）経済発展の推進――の３つの関係を適切に処理するとともに、権利侵害行為の摘発を強化し、知的財産権保護活動を的確に行うよう指示した。

呉副総理によると、今年は知的財産権の保護活動を全国規模で展開する。国務院はまもなく会議を招集し、活動プランを制定する予定だ。

「人民網日本語版」2004年8月20日