中国メディアから「中国ファンタジー小説第一人者の少年作家」と呼ばれる陽陽(ヤンヤン)君(11歳)が、このほど海南省海口市で書籍販売促進のためのサイン会を開いた。初級中学(中学校)2年になる陽陽君は、計60万字に及ぶ計3冊のファンタジー小説を創作している。中でも「時光魔琴」は北京図書伝播研究所が推薦したことで、米国の投資会社アメリカン・インターナショナル・ウエルス・コアリション・インベスト・グループの主導で作者の陽陽君に著作権料100万元余りが支払われた。
陽陽君の本名は辺金陽君。黒龍江省佳木斯(ジャムス)市の普通の家庭に生まれた。幼いころは父方の祖母と暮らし、7歳になってようやく両親の元へ戻った。幼いころからくつろいだ環境の中で暮らし、彼が接した外部世界と情報は幅広く豊かなものだった。陽陽君の創作アイデアはテレビ、コンピューター、漫画などの影響が少なくないことを彼自身認めている。
9歳で最初の小説「時光魔琴」を書いた後、創作意欲が抑えきれなくなり、続けて「秦人部落」「頭重脚軽」の2冊のファンタジー小説を執筆した。彼は自分の小説を「超現実小説」と評価している。陽陽君はスポーツ好きで、バイオリンを学び、歴史小説のファンで、暇になると逆立ちして遊び、幼い友達とサッカーをしている。こうしたことが彼の小説のテーマになっている。
「人民網日本語版」2004年8月23日