広東省で20~22日、「全国薬物撲滅活動座談会」が開催された。会議では、公安部が近く全国で大規模な薬物撲滅活動を展開し、公然と薬物の使用や販売が行われている娯楽施設や、薬物販売者の集合場所を一掃する計画が発表された。
中国西南地方、特に雲南省は、薬物生産地として知られ、中国にとって最も大きく、深刻な薬物被害をもたらしている「ゴールデン・トライアングル」地域に隣接している。東南地方、特に広東省はメタンフェタミンやMDMAなど新型薬物の製造など、薬物にかかわる犯罪活動が深刻だ。今回の座談会では、こうした地域における薬物撲滅活動に関して、関連する省(自治区・直轄市)の公安部門(警察)からの状況報告を受けると共に、活動の奥行きを広げるための制約要素や困難な点を検討し、今後の活動計画を打ち出した。
「人民網日本語版」2004年8月24日