教育部の周済部長は24日、「2004アジア教育北京フォーラム」で、9年制義務教育の普及について発言した。周部長は、9年制義務教育の普及がほぼ達成したとする2000年の発表に触れ、「これはすばらしい歴史的業績だった」と述べた。中国の9年制義務教育は、2003年には人口の92%に普及し、青壮年の非識字率は5%以下に抑えられた。小中学校の在校生は2億1千万人。大きな人口を抱える発展途上国の中で、義務教育の普及率は中国が先んじている。
中国の教育規模は、過去数年間で大きく変化した。大学入試の定員は、1998年には計108万人だったが、今年は420万人を超えた。大学の在校生数は2千万人を超え、世界一だ。
高等教育の質も絶えず向上している。中国は2002年以降、英国やドイツ、フランス、オーストラリア、ニュージーランドとの間で高等教育における学歴・学位の相互認定協定を締結しており、中国の高等教育の質的にも先進的なレベルに達したことを、一つの側面から示している。
「人民網日本語版」2004年8月25日