公安部はこのほど、今夏の違法薬物取り締まり状況を発表した。全国の公安は7月1日から8月24日までの間に、薬物密売グループ263組、薬物密造拠点198カ所を摘発し、薬物問題の深刻な570地区への対策活動を展開した。摘発した薬物犯罪は5626件、拘束した容疑者は5565人、押収した薬物は5041.44キロに上る。
公安は今年から、違法薬物の供給源をターゲットにした特別取り締まり活動をを全国展開している。上半期には、薬物犯罪4万3454件を摘発し、容疑者2万6049人を拘束。ヘロイン4931キロ、メタンフェタミン1941キロ、MDMA22万錠、薬物製造用薬品10.49トンを押収し、薬物の製造・密売・使用・隠匿などの拠点759カ所を摘発した。
国家禁毒委員会(薬物取り締まり部門)と公安部は、海外との協力も積極的に展開し、大規模な国際薬物犯罪を多数摘発した。4月27日には、マレーシアとの協力で、重大なメタンフェタミンの国際密造密売事件「5・12事件」を摘発している。下半期も、全国で徹底的な取り締まりを行う予定だ。
「人民網日本語版」2004年8月26日