上海の失業者数の総計は、すでにここ3年来の最低ラインまで下がった。上海市労働・社会保障局が25日に発表した上海の失業状況(7月末現在)によると、失業登録者総数は27万7000人。2002年以降では最低で、さらに下降傾向にある。だが就業が難しい問題は依然存在しており、特に上海の男性が失業の脅威に直面する可能性は明らかに女性より大きい。
失業登録者総数27万7000人のうち、男性は56.1%を占める。失業期間は14カ月で、その間に新たに4万8000人が増え、女性(3万5000人)よりはるかに多い。こうしたことから、上海では男性失業者の割合が大きく、失業期間が長く、失業の脅威に直面する可能性は女性より大きい。
市労働・社会保障局就業処の盛祖歓副処長によると、全体的に見て、上海は第三次産業が急成長しており、女性に適した職場が多い。このため同じ年齢の失業者では、女性のほうが再就職できる可能性が大きいという。このほか、失業男性の大半が高齢で、教育水準が低く、技能が限られているという弱点がある。このため現在、彼らに適した多くの職場も市外から来た労働者と競合するという。
「人民網日本語版」2004年8月27日