天津に住む13歳の少年が、インターネットカフェに行く許しを母親から得るために、自身の手の指2本を刃物で断絶する事件が起こった。
少年の父親の話によると、少年はクラスでも上位数人に入るほど成績優秀だったが、夏の期末テストではクラスで30番台にまで落ち込んでしまった。原因を調べると、なんと少年はインターネットに夢中になっていた。そこで両親は、成績回復のため、夏休みの間少年をどこにも遊びに行かせず、家での復習に専念させようとした。しかし少年は相変わらず両親の外出中を狙って、こっそりインターネットカフェに出かけていた。26日の夜、少年が再び家を抜け出そうとすると、ちょうど母親に出くわしてしまった。母親は外出を阻止したが、少年は母親の話を聞かないどころか、なんと台所に駆け込んで包丁を持ち出し、「インターネットカフェに行くことに反対するなら指を切り落とす」と言って母親に服従を迫った。少年の行動をただの脅しだろうと考えた母親が、「何を言っても賛成しない」と答えると、少年は本当に包丁を振り下ろし、左手の指2本を切り落としてしまった。
「人民網日本語版」2004年8月29日