四川省にある臥龍中国ジャイアントパンダ保護研究センターのメスのジャイアントパンダ二匹が30日、それぞれ赤ちゃん一匹を生んだ。これは今年に入ってから、中国で人工飼育されているジャイアントパンダが産んだ四番目と五番目の赤ちゃんとなっている。
関係筋によると、ジャイアントパンダの繁殖力は比較的低い上、人工飼育は生活条件に恵まれ、運動不足になることから、その性的能力が低下する傾向がある。中国の関係部門は長期にわたり、ジャイアントパンダの生理や病理、飼育技術などの研究に力を入れ、著しい成果を収めている。
ジャイアントパンダは世界で最も貴重な絶滅の危機に瀕している動物の一つで、活きた化石と言われています。現在、野生のものは約1590匹しかおらず、主に中国の四川省と陜西省に生息している。人工飼育されている数は世界で約160匹だけである。
「CRI」より 2004年9月1日