米国の国際綿花評議会(CCI)が8月31日に北京で発表した2004年の地球規模ファッション観測調査報告によると、世界の他の国・地域に比べて、中国の消費者はコットン100%の衣料品を好む割合が高く、調査対象となった9つの市場でトップだった。
調査は、ブラジル、コロンビア、ドイツ、香港、中国大陸部、インド、イタリア、日本、英国の9つの市場で、15~54歳までの消費者が対象。同調査が中国大陸部を調査対象としたのは今回が初めて。
中国大陸部では「健康的な服装」を考慮する消費者が増えており、天然のコットンやウールを使用した衣料品の人気が非常に強い。アンケートでは、「少々高くても天然のコットンやウールがよい」と答えた人の割合は82%で、9市場で最大だった。北京、上海、広州、深センなどの大都市では、ウールやコットンなど天然繊維を使った衣料品の選択が「非常に重要」とした人の割合が平均で64.9%に達した。都市別では、上海が76.7%で天然志向が最も高かった。北京は64.8%、香港は70%。
「人民網日本語版」2004年9月1日