中国衛生部の責任者は31日、「世界的範囲でのペスト感染は拡大期に入っており、中国でもその感染数が増えている」と述べた。
伝えられるところによると、中国甘粛省南県と青海省祁連県ではそれぞれ人間へのペスト感染が発生して1人が死亡しており、地元の衛生部門は直ちに予防措置を講じたため、その拡大が抑えられている。
これをうけて、中国衛生部はペスト抑制活動を高度に重視し、監視システムを完備させ、応急対策を制定するよう各地に要求したほか、感染者をいち早く発見し感染拡大を防止するため、県クラス以上の医療機関では今年10月末までに感染医療科を設置し、専門訓練を受けた医師に感染疑似者の診断を行わせるよう関係部門に指示した。
「CRI」より 2004年9月1日