杭州市中級人民法院(地裁)は8月31日、収賄罪と国家公務員の職権乱用罪に問われていた元浙江省副省長の王鍾麓被告に、一審判決を言い渡した。収賄罪は懲役11年、職権乱用罪は懲役4年の罪に相当するとして、最終的に懲役12年の実刑判決を言い渡した。
王被告は1993~98年、浙江省国際信託投資公司の董事長・総経理(取締役会長・社長)の任期中、特定の企業のために資金の貸借、土地の譲渡、土地価格の値上げなど便宜をはかり、1998~2000年に5回にわたって計39億元を不正に受け取った。また1993~1994年には、参画した複数の建設プロジェクトについて職権を乱用し、同公司に4446万7327元の損失を与えた。
「人民網日本語版」2004年9月2日