新学期初日の1日正午ごろ、身元不明の29人が北京日本人学校西側の壁の上部にある金網フェンスを破り、裂け目から校内に侵入した。29人の身柄は現在、在北京日本大使館領事部に移されている。
北京日本人学校は、北京市朝陽区の将台西路にある。同校の西側には工事準備中の空き地1千平方メートル近くが広がり、空き地は塀で囲われていた。目撃者によると、身元不明者29人は午前11時20分ごろ、金属製のはしごと脚立を持って、空き地の塀にある鉄製の門を通り抜けた。そして学校西側の壁にはしごと脚立を立てて登り、壁上部にある高さ1メートル余りの金網フェンスをペンチで破った後、順番に校内のミニバスケットコートに入り込んだ。学校侵入までの時間はわずか20分足らず。
事件発生後、警官4人が現場に向かい、塀の外で秩序の維持にあたった。学校側によると、29人はすべて外国人。午後12時30ごろ、日本大使館員が全員の身柄を大使館領事部に移送した。
「人民網日本語版」2004年9月2日