上海市人口計画生育委員会の夏毅副主任が6日に明らかにしたところによると、同市では、2人目の子供の出産申請を出す夫婦がここ5カ月で急激に増えている。今年4月15日に施行した「上海市人口計画生育条例」による効果が出始めていることを示す状況だ。
夏副主任によると、上海市では、2人目の出産を希望するグループは2つある。1つはある程度の収入がある富裕層で、もう1つ社会の底辺にいる人々だ。
上海市では現在、結婚や出産の適齢期を迎えた人のうち、一人っ子の割合が90%を超える。当然ながら、2人目を生む経済的余裕のある夫婦も、双方が一人っ子である確率が高く、新条例の施行により2人目の子供の出産申請が増加したのは自然な結果と言える。
「上海市人口計画生育条例」は、夫婦の双方が一人っ子の場合、または一方の戸籍が上海市の農民戸籍で、もう一方が一人っ子の場合など、7つの条件のいずれかに該当する夫婦は、2人目の出産を申請することができる。「条例」はこのほか、再婚した夫婦の出産条件も4つ規定している。
「人民網日本語版」2004年9月7日