国家人口計画生育委員会が7日湖北省の武漢市で発表した『中国の人口と発展に関する国家報告』によると、中国政府が2001年以来、エイズの予防と治療に投入した資金はこれまで増加し続け、2003年には4億元に達した。
この報告は、2001年に、中央政府がエイズの予防と治療に投入した経費は元の毎年1500万元から1億元に増え、また、中部地域と西部地域における血液バンクの設置と関連のインフラ施設の設置を強化するため、22億元を投入したとしている。
1990年代の後期以来、中国ではエイズの感染率が上昇の勢いを呈し、関連の調査結果では、現在、エイズウイルス感染者は約84万人に達し、その内、エイズ患者は約8万人にのぼっていることが分った。関係者はこれについて、エイズウイルスの感染は、すでに感染しやすい人々から一般の人々に拡大する危険な状態にあるとしている。
「CRI」より 2004/09/08