9日付けの『人民日報』によると、技能労働者の供給が需要を満たせないという問題が中国各地で見られるとのことである。
それによると、このような状況になった原因は主として、中国現行の教育体制は技能訓練を重視しておらず、全国で高級技能労働者の養成校はわずか200校に止まり、しかもこれら学校は規模が小さく、施設の老化も進み、短期間内で大勢の技能労働者を養成することは難しいということで、更に、中国の企業は従業員の研修に対する資金投入が不足した上、高級技能労働者への奨励もされていないことと関係があるとのことでもある。
中国の関係部門は今、技能労働者不足の問題の重大さを認識し、各方面から資金を調達して、職業教育への投入を増やすと同時に、企業に対し、研修の度合いを強化するよう求めている。
「CRI」より 2004/09/10