1931年9月18日に遼寧省瀋陽市郊外で起きた9・18事変(満州事変)の研究グループ「遼寧九一八戦争研究会」は15日、今年の9月18日夜に初めて全国100以上の都市で一斉に警報サイレンを鳴らす計画を明らかにした。遼瀋晩報が報じた。
同研究会の王錦思常務理事と同研究会は2002年、遼寧省籍の全国人民代表大会(全人代)代表と政治協商会議委員、中国工学院アカデミー会員ら187人の各界知名人に呼び掛け、9月18日に全国的な記念活動を行い、愛国主義教育を強化し、人々に中国の恥を忘れないよう警告し、人々に国を思う情熱を奮い立たせるよう共同で提案した。
遼瀋晩報は同年9月18日、「9・18 全国一斉1分間警報キャンペーン」を報じた。賛同者の署名は今年9月上旬までにすでに30万人余りに達した。
同研究会の張一波会長によると、今年の9月18日には、江西省の景徳鎮、山東省の臨沂、湖北省の十堰、四川省の成都、新彊ウイグル自治区の石河子など100都市で一斉にサイレンを鳴らす。天津、拉薩(ラサ)、昆明、杭州、鄭州など多くの都市でも初めて9月18日にサイレンを鳴らす。浙江省全域ではいずれも防空警報を鳴らす。参加都市の数と規模でこれまでに前例のないものとなりそうだ。
「人民網日本語版」2004年9月16日