国家民用航空総局の高宏峰副局長は16日午後に受けた取材で、中国初となる航空警察の第1グループがこのほど勤務を開始したことを明らかにした。航空機に搭乗して保安活動を行う航空警察は、仕事上の必要から勤務時間の大部分において私服を着用する。
高副局長の説明によると、航空警察のメンバーは厳格な審査で選ばれた格闘技の達人ぞろいだ。航空機の中の環境は地上とは異なり、緊急事態が起これば、航空警察が一撃で犯罪者を取り押さえ、最短時間で最善の処置を取る必要がある。
高副局長によると、編制上の制約から、航空警察の人数には現在限られている。中国には現在、1千本あまりの航路があり、現状ではすべての航路・フライトに警察官を配置するのは難しい。このため、航路の安全評価や、航空分野の安全管理における経験に基づき、当面は国際便や危険度が高いと見られる一部の国内便に配置している。
「人民網日本語版」2004年9月17日